心理コラム

企業において社員の精神的問題は生産性のうえで、非常に重要な課題の一つです。

個人の精神的問題はまずは自身でコントロールすることが必須です。しかしこころの問題は見落とされがちですし、なによりネガティブな気持ちを見つめること自体やりたくないことですよね。そのような理由から疎かにしやすいのがこころの問題です。

しかしセルフコントロールの仕方を少しでも知っておくことは、必ず役立ってくれるので、ぜひ、社員のみなさんに周知していただけるとよいかと思います。

＜メンタルのセルフコントロール＞

1,ストレスを同定する

2,「認知」「気分・感情」「身体反応」「行動」のモニタリング

3,ネガティブな思考も否定せずに「ありのまま」マインドフルネス！

4,認知の思い直し認知を再構成

5,定期的なこころの棚卸

これらは「認知行動療法」の基本的概念です。

１，ストレスを同定する

ストレスは社会人には日常的なことだけに、いちいち考えることなどしていないことが多いかと思います。実はそこが落とし穴で、ストレスをスルーすることは短期的に見ればその場をやり過ごせたりするなどのメリットもありますが、長期的にはストレスへの耐性がつかなく、何度も同じことを繰り返すこととなりデメリットとなります。

ストレスマネジメントをしよう！①～ストレスマネジメントとは～

漠然とした感じ方でストレスをやり過ごしてしまうと、モヤモヤ感が残りそれ自体がさらに不安感やイライラの基となります。その不安やモヤモヤ感に理由がつくとそれは対処可能となってきますので、ストレスを知る事はまずなによりも基本となります。

　それでは次回ストレス同定してからどうすればいいのかをご説明していきます。